以前にグウィン王家の考察を上げたのですが、間違えて消してしまいましたのでやり直しました
内容は多分同じです
グウィンの妻、つまりアノールロンド王妃にベルカを当てはめた考察です
ベルカ
テキストでしか分かりませんが、ベルカは凄い性能をしています
黒髪の魔女ベルカの伝える秘儀
効果範囲内ですべての魔法が使えなくなる
罪の女神ベルカは異端であるが
古今あらゆる秘儀に通じており
神々の中でも強い影響力を持つと言われる
<沈黙の禁則より>
神の奇跡をなす触媒
罪の女神ベルカのそれは彼女の黒髪であり
信仰によらず理力を奇跡の糧とする
<ベルカのタリスマン>
魔女であり
異端であり
罪の女神であり
古今あらゆる秘儀に通じ
神々に強い影響力を持ち
理力を奇跡の糧にする
ベルカはこれだけの能力と地位とフックを有しているにも関わらず、ゲーム中の表舞台には出てきませんでした
だからこそ、裏では世界の様々な文明や人物に関わり、多くの影響を及ぼしていると考えます
ここに置いてある考察の多くも、多かれ少なかれ彼女の影響を受けた形になっているということです
さらにそれらの考察の根幹は、ベルカはアノールロンド王妃であるという陰謀論が軸になっています
それがこの考察です
子供たち
グウィン王には四人の子供が居ました
産んだのはベルカ王妃です
[遺伝]
普通に考えて子供は親の遺伝子を継ぐものです
神族の生体に詳しくはありませんが、人と同じように見た目や性質を継ぐのだろうと考えます
子供たちがグウィンとベルカのどちらに似たのかを考えます
太陽の光を継いだグウィン王の長子が
かつてつけていたとされる古く汚れた指輪
太陽の長子はかつて戦神であったが
その愚かさにより、すべての記録と共に神を追われ
いまやその名前すら伝わっていない
<太陽の長子の指輪より>
長子は太陽の光である雷を継いでいます
無名の王としての彼の出立ちはアノールロンドのグウィン像に近い感じがしますので、太陽の長子はグウィン似です
グウィン王の長女にして、太陽の光の王女であるグウィネヴィアの誓約者に与えられる指輪
太陽の光の王女グウィネヴィアは
多くの神と共にアノール・ロンドを去り
後に火の神フランの妻となった
<太陽の光の王女の指輪より>
グヴィネヴィアも太陽の光の王女ですので
父親似と考えます
髪質のクセもグウィンぽいです
グウィン王の末子にして、暗月の神
グウィンドリンの誓約者に伝えられる奇跡
暗月の光の力とは、すなわち復讐であり
優れた復讐者であるほど、その威力は高まる<暗月の光の剣より>
グウィンドリンについては後述します
古く大王グウィンの勅使が用いた小環旗
輪の岩壁を臨み掲げれば、運び手がやってくる
大王は、闇の魂を得た小人に
最果てに閉ざされた輪の都と
愛しい末娘を送ったという
いつか迎えをよこすと約して
<勅使の小還旗より>
フィリアノールは黒髪なので容姿はベルカに似ているかもしれません
緑に錆びた若草の飾り
若草は王女フィリアノールの紋章である
装備することで「教会の槍」の誓約者となる 教会の槍は、王女の眠りの守り人である
教会に不法者のあったとき、法官の召喚に応え
誓約霊としてそれを狩る使命がある
そして教会の槍の誓約霊には、加護が与えられる
<誓約教会の槍より>
教会の槍になると、加護により奇跡とも魔術とも思われる術を使えるようになります
これがフィリアノールの力であるなら、彼女の性質はグウィンの太陽とベルカの魔術の才を半々に継いでいると考えられます
太陽の光と魔力を受け継いだ結果、光の魔術となったのだとしたら、ウーラシールの魔術の源流はフィリアノールにあるのではないでしょうか?
古い魔術の国の平服 黄金の飾りは僅かな魔術を帯びているが
本来、戦いのための装束ではない
はるか昔、ある使節団が輪の都を訪れたとき 唯一人残った若者が
記録上最後の、教会の槍になったという
<古めかしい平服より>
輪の都にはウーラシールからの使節団(外交官)が送られ、その一人がフィリアノールの騎士になっていることからも、彼女とウーラシールには関係性があったと考えられます
古い亡国ウーラシールの魔術杖
魔力を帯びた白皮の木の枝をまとめたもの
帯びた魔力により魔術威力修正が高いが
かの国の魔術に、もとより攻撃的なものはなく
理力が攻撃の威力に反映されることもない
<ウーラシールの白枝>
とはいえ、ウーラシールに攻撃的な魔術はないので微妙です
亡国ウーラシールの古い魔術
全身をほぼ透明にする
消失回避のためうっすらと見えているが
立ち止まればすぐに周囲に溶け込み
容易に発見されることはまずないだろう
<見えない体より>
なお、ウーラシールの秘術である見えない体の上位互換をプリシラが使いこなしていることから、ウーラシールの魔術は絵画世界とも関係があるのかもしれません
ハベル
グウィン王の古い戦友として知られる
「岩のような」ハベルに由来する指輪
彼を信奉する戦士達が好んで身に付けたと言われ
装備重量を増やす効果がある
<ハベルの指輪>
グウィンとハベルは戦友でした
朽ちぬ古竜の牙をそのまま武器にしたという
「岩のような」ハベルの伝説の大槌
その牙は岩よりも硬く、決して折れず
また使用者に魔法と炎に耐える力を与える
<大竜牙>
まさに岩塊を彫って作られた
「岩のような」ハベルの伝説の大盾
すさまじい重さと防御効果を誇り
さらにはハベルの魔力すらも秘めている
大竜牙と並ぶハベル本人の聖遺物
<ハベルの大盾>
ハベルの代名詞である大竜牙と大盾が聖遺物と称されることから、彼は竜であったと考えます
牙が誰のものであったかを考えれば、まずは竜のものだからです
それは、朽ちぬ牙と「岩のような」鱗を持つ竜です
古竜の末裔の首級を、そのまま盾としたもの
岩のようなそれは確かに硬質である
かつて輪の騎士たちは 神々の要請に応じ、竜狩りに列した
だがそれは、決して謳われなかった
たとえ末裔であれ、古竜が朽ち果てることはなく
戦技により、往時の力を寸分取り戻し
竜の咆哮により周囲を吹き飛ばす
<竜首の大盾より>
大竜牙のサイズから察するにハベルは巨大な竜であったはずです
彼の信奉者たちはその牙と盾で肉弾戦に興じることからも、グウィンと共に戦場を駆ける地竜だったのかもしれません
シース
かつて同胞を裏切った
ウロコのない古竜
シースはグウィン王に与して古竜を裏切り
後の公爵として王の外戚となった
<分け与えられた王のソウルより>
外戚とは、王の母親か嫁の親戚という意味だそうです
魔術が生み出されたのは、遥か古のことよ
大いなる白きもの、 それが魔の力を生んだと伝えられておるが…
果たして真実なのか、それを知る術などありはせぬ
長き時の間には、失われた魔術もあるとされておる
呪術が生まれるより以前には、炎の魔術があったという それも、失われたもののひとつよ
<冥府のカリオンの台詞より>
シースはすべての魔術の祖であるので、魔女であるベルカと繋がりがあったと考えます
つまり王妃の親戚としてアノールロンドに招かれたということです
実際にシースとベルカに血縁があるかは分かりませんが、彼女は炎の魔術を使う娘たちと共に古竜と戦っていたのでグウィンよりシースのとの付き合いの方が長そうです
[二人の竜の争い]
「岩のような」ハベルの司祭に伝えられる奇跡
全身を強い魔法防護の膜で覆う
グウィン王の古い戦友であり
白竜シースの敵対者でもあったハベルは
魔法を嫌い、それに対する手段も怠らなかった
<大魔法防御より>
ハベルとシースは敵対していました
グウィンにハベルが属したように、ベルカに属する竜としてシースはアノールロンドに招かれたはずです
ハベルとシースは激しく対立したはずですが、グウィン王が最終的に選んだのはハベルではなくシースだったのではないかと考えます
それが「聖遺物」と「公爵」という結論なのではないでしょうか
古竜の秘密を売ったシースの行動が、神々が古竜との戦争に勝利する決定打となったはずです
古竜との戦いに勝利した後、神々は火の時代を始めました
その長となったグウィンは戦士としてではなく、神々や人を治める王として生きねばならなかったはずです
神々を勝利へと導き、膨大な叡智に通じ博識であるシースを、グウィンはこれからの時代に利する者であると考えざる負えなかったのではないでしょうか
無論、シースを連れてきたベルカもアノールロンド内の世論をシースに傾けたはずです
そして、長子がアノールロンドを去ったのも、この時期であると考えられます
空っぽの大王の棺に備えられたそれは
神を追われた彼の、別れの言葉だったろうか
<太陽の光の剣>
嵐の竜を友とした彼の気持ちを分からぬグウィンではなかったはずです
グウィンドリン
竜のできそこないとして、不死の象徴である蛇は
一方で、体よりも大きな獲物を丸のみする
きわめて貪欲な生物としても知られている
<貪欲な銀の蛇の指輪より>
グウィンドリンは太陽の力を継いでいません
その下半身は竜のなりそこないである蛇です
かつて暗月の神グウィンドリンの手には
この矢と対になる黄金の弓があったという
<月光の矢>
かつて同胞を裏切ったウロコのない古竜
白竜シースの尾から生まれた武器
魔術の租たるシースの魔力の結晶であり
その力は月光の波として開放される
<月光の大剣より>
月光とはシースと同じ力です
ようは彼の月の力とはシースから継いだものであると考えられます
つまりベルカがシースと浮気して産まれたのがグウィンドリンです
グウィン王の末子として歴とした神でありながら
月の魔術師でもあったグウィンドリンの錫杖は
理力ではなく信仰により魔術を強化する
<暗月の錫杖>
また、グウィンドリンはベルカとは逆に信仰を魔術に変換しますので、この転じる性質はベルカから継いでいるのかもしれません
黒い森の庭を舞う神秘の生物
月光蝶のソウルから生まれた盾
シースの被造物であった蝶と同じく
強い結晶の魔力を帯びており
結晶の光輪を放つことができる
<結晶輪の盾より>
シースの被造物である月光蝶とグウィンドリンは戦闘BGMがいっしょだったりもします
その月の力から、娘として育てられた彼の衣装は
極めて薄い魔力の衣であり、
物理的な防御力はまったく期待できない
<グウィンドリンの長衣より>
グウィンドリンが霊廟に隠れ、女性として生きる必要があったのも、その下半身を人目から隠すためだったのではないでしょうか
巨大なソウルの塊を生み出し
自ら雷を放つ光球に変える奇跡
遥か古の太陽の神によって生み出されたが
生み出した者自身によって封じられていた
それは激しい怒りなのか、それとも慟哭だろうか
<輝かしい雷球より>
たぶん、グウィンドリンが産まれた時が、グウィンが王妃の不貞に気づいた瞬間です
[暗月について]
世界の罪人たちを確認する
罪の女神ベルカの管理する記録帳
罪人とは、神々や誓約を蔑ろにした者たちであり
いつか暗月の刃に倒れる運命にある
<罪人録より>
グウィン王の末子にして、暗月の神
グウィンドリンの誓約者に伝えられる奇跡
右手の武器を暗月の光の力で強化する
暗月の光の力とは、すなわち復讐であり
優れた復讐者であるほど、その威力は高まる
<暗月の光の剣>
暗月の罪人録を管理するのはベルカであり、罰を執行するのはグウィンドリンの配下にある暗月の騎士たちです
つまりベルカは法家であり、暗月という信仰(組織)は母子経営で成り立っていました
黒髪の魔女ベルカの伝える奇跡
短時間に大ダメージを受けると、自動的に反撃する
罪とは罰せられるべきものであれば
罪を定義し、罰を執行するのが
罪の女神ベルカの役目であろう
<因果応報より>
ベルカは「罪の女神」でもあります
少なくともロードランの罪とは彼女が定義したものであり、それを犯した者が告罪符により裁かれる対象となります
また、彼女はカリムの女神でもあるので、ロードランの外にある世界にも彼女の法は影響しています
それを象徴するのがカリムの教戒師たちです
罪人の懺悔を聞き、反省と救済を促す教戒師は
俗な市井と隔絶した存在であるはずで
仮面はその象徴である
<ベルカの仮面>
彼らはベルカの名を冠した装備に身を包み、彼女の奇跡を広め、そして多額のソウルにより罪を赦します
つまり暗月とは
罪の定義=ベルカの法律により
罰の執行=グウィンドリンの執行官が罪人を裁いて
贖罪=カリム教戒師が神父や弁護人として罪を赦す
みたいな感じであり
非常に人の世の秩序に根差した組織であると考えられます
[暗月の由来]
暗月には日本語で日食の意味合いがあります
なので、暗月は陰の太陽グウィンドリンを代表とした組織であると考えることが出来ます
日食はダークリングにも似ていることから、潜在的にダークリングを保有する人々のための機関という意味もあるのかもしれません
棄てられたアノール・ロンドを守る
陰の太陽グウィンドリンの王冠
神の王冠はとてつもない信仰を要求するが
暗月の魔法の力を帯び、すべての魔法を強化する
その太陽姿は彼の願望の現われだろうか
<グウィンドリンの王冠>
隠れた神であるグウィンドリンが王冠を被っているのも、「俺がしっかりして人間を引っ張っていってやるぞ」という決意の表れかもしれません
しかし、英語台詞では暗月をダークムーンと発音しています
ダークムーンは海外では新月を意味する言葉となるようです
闇夜に溶ける暗い月をイメージするなら
黒髪の魔女であり、闇の奇跡を扱い、鴉を僕とするベルカを表した組織であるとも考えられます
[グウィンドリンの矜持]
グウィンドリンは暗月の神であるがゆえにベルカとの繋がりが強く感じられますが、その心持ちはどうだったのでしょうか
彼自身の信仰はその王冠に現れているように、別のところにあるように思います
すべてに愛されたグウィネヴィアの奇跡は
その恩恵をひろく戦士たちに分け与えるが
誓約者でなければ使うことはできない
<太陽の光の癒しより>
すべてに愛されたということは、グウィンドリンも姉に好意を寄せていたはずです
お願いです
大王グウィンの後継として、世界の火を継いでください
そうすれば、人の世の夜も終わり
不死の現れもなくなるでしょう
世界の蛇、王の探索者フラムトが貴方を導いてくれるはずです
<グヴィネヴィアの台詞より>
自らの醜くひ弱な姿を知るグウィンドリンは
姉グウィネヴィアの幻を作り
棄てられたアノール・ロンドを守っている
その偽りを破るものは、神の大敵に他ならない
<暗月剣の誓約指輪より>
グウィネヴィアの幻影を作り出しているのはグウィンドリンです
その幻影がグウィンの後継としての不死の英雄を導いていることからも、グウィンドリンは月よりも太陽に憧れた、火の派閥に属する神であると考えられます
半竜プリシラ
無印ダークソウルで半竜プリシラを倒すと、神の撃破というトロフィーを獲得できます
つまりプリシラは竜と神の血を引いていると考えられます
プリシラは全体的に白いので、白竜シースの血を継いだ娘です
白いから
エレーミアス絵画世界に閉じ込められた
半竜プリシラのソウル
特別な存在は特別なソウルを有する
不義の子にして、生命の敵である半竜のソウル
<半竜プリシラのソウルより>
不義の子とは、不倫とかの子という意味があるそうです
王の外戚として公爵の地位を授かった者が誰と子を作れば不義に当たるかを考えると、
まあ1番の不義理は、その王の奥さんと関係を持つことではないでしょうか
なので、プリシラはシースとベルカの子として考えます
おそらくはグウィンドリンと兄妹です
エレーミアス絵画世界に閉じ込められた
純白の半竜プリシラのソウルから生まれた鎌
神々さえ恐怖した生命狩りの力を持つが
半竜ならざる者がその力を振るえば
その力は使用者にも跳ね返ってしまう
<生命狩りの鎌>
プリシラは絵画世界に封印されている
ということは、元々彼女は外の世界に居たということになります
生命狩りの力を神々が恐れたということは、アノールロンドやその周辺にて神々にその力を奮っていたのかもしれません
ここは静かで、皆優しげですが
あなたの世界ではないでしょう?
<半竜プリシラの台詞より>
エレーミアス絵画世界に主人公に対して優しげな人は一人も居ませんでした
彼女の価値観は中々にズレていると思われるので、ベルカやシースに片寄った思想教育を施されていたのかもしれません
世界蛇と派閥
…我は世界の蛇
正しい時代を、王を探すもの
<闇撫でのカアスの台詞より>
世界蛇とは時代を導く者だと思われます
たぶん神々が古竜に勝利して火の時代を築いた時にも、世界蛇はグウィンの前に現れていたのでしょう
お主に不死の使命を伝えたい
よいかな?
不死の勇者よ。お主の使命は…大王グウィンを継ぐことじゃ
かの王を継ぎ、再び火を熾こし、闇をはらい
不死の徴をはらうことじゃ
そのためには、まず、アノール・ロンドで王の器を手に入れねばならぬ
<フラムトの台詞より>
よいか、不死の英雄よ
我カアスが、貴公に、正しい使命を伝えよう
理に反して火を継ぎ、今や消えかけの王グウィンを殺し
そして、四人目の王となり、闇の時代をもたらすのだ
<カアスの台詞より>
無印のゲームスタート時はまさに時代の変り目であるので、主人公に時代を導かせるために二匹の蛇が出てきました
グウィンの後継として神(火)の時代を維持させたいフラムト
グウィンから火を奪い人(闇)の時代を始めさせたいカアス
です
王グウィンは、闇を恐れた
火の終わりを恐れ、闇の者たる人を恐れ
人の間から生まれるであろう、闇の王を恐れ
世界の理を恐れた
だから奴は、火を継ぎ、自らの息子たちに、人を率い、縛らせた
貴公ら人が、すべて忘れ、呆け、闇の王が生まれぬように
本来なら人が最初の火を継ぐのですから、人の時代を始めることが摂理のようですが
ですが、私たちはもう、火の明るさを知り、熱を知り
生命の営みを知っています
もう、世界の火を失えば
残るのは、冷たい闇と、恐ればかりなのです
<グヴィネヴィアの幻影の台詞より>
グウィンは火の時代の存続を求め、人々もそれに順応してしまいました
かつて光の王となった者は、
人という名の闇を封じ込め…
そして人は、仮初の姿を得た
それこそが、この世の理のはじまり
人は皆、偽りの生の中にある
例えいかに優しく、美しくとも
嘘は所詮、嘘にしか過ぎない
亡者よ それでもなお、お前は安寧を望むのか?
<アンディールの台詞より>
…火の時代とは、古い神から続く時代であり、火継ぎとはその継承です
<ロンドールのユリアの台詞より>
ダークソウルシリーズでは最初の火とともに火の時代が継がれていったのだと考えられます
カリムと小ロンド
グウィンにフラムトが付いたように、ベルカにはカアスが付いていた節があります
それはカリムと小ロンドの関わりから想像できます
四人の公王とダークレイスを封じるため
封印者たちは、民人諸共、街を水底に沈めた
<封印の鍵より>
小ロンドとはカアスに唆された公王たちとダークレイスのせいで水底に沈められた国であり、闇の派閥の巣窟であったと考えられます
白教では、盲人の信仰者を貴ぶ習わしがあり
点字の聖書は決して珍しいものではない
<カリムの点字聖書より>
対するカリムは白教信仰が主流であると考えられます
人の世界では、不死人は呪われた化け物であり
不死を狩るロイドの騎士は英雄ですらある
<ロイドの護符より>
不死人が呪われた存在であり故郷を追われるのならば、その教えを広める白教は世界中に浸透していたはずであり、カリムもその例外ではないからです
そして同じくカリム内で信仰を獲ているベルカは暗月の女神ですが、暗月も白教と敵対する組織ではありません
人に神の恩恵を与える白教と
神が人を律する暗月は
表向きは共に人を導く組織であるはずです
白教に仕える騎士に与えられる指輪
主神ロイドの法の剣を象っている
だが白教のロイド信仰は、今や廃れて久しい
カリムの司祭たちは声高に主張する
ロイドは傍系にすぎず、主神を僭称したのだと
<ロイドの剣の指輪より>
神の奇跡をなす触媒
ソルロンドのそれは高位の聖職者にのみ与えられ
加護により信仰によらず高い威力修正を実現する
<ソルロンドのタリスマンより>
ソルロンドの白教とは信仰の薄い者が出世して、加護まで与えられるような組織です
しかし、カリムの白教はソルロンドとは違う趣きを持っています
カリムの騎士に与えられる異形の兜
大司教の使徒モーンを象ったものであり
特に兜は、司教座に並ぶ石像の頭部そのものである
カリムの騎士は、生涯一人の聖女に仕えるという
かつてモーンが、ある女神に仕えたように
<モーンの兜より>
カリムの騎士が一人の聖女に仕えるという慣習の源流は、モーンとクァトの関係に由来していると考えられます
カリムの騎士に与えられる異形の指輪
モーンとは、女神クァトの従者であり
後に大司教の使徒になったという
全ての弱き者を慰める力として
<モーンの指輪より>
モーンは大司教(最高位の聖職者)の使徒(弟子)です
彼が生涯一人の女神に仕えたということは、おそらくクァトが後の大司教でもあるということです
そして白教の聖女イリーナに仕える騎士イーゴンさんがモーンの鎧に身を包んでいるということは、モーンと女神クァトがロイドに替わってカリム白教で地位を獲得しているということを示しています
つまり、クァトは白教の女神であり、ロイドを主神の座から失脚させた張本人であると考えられます
クァトとは何者でしょうか?
女神クァトの加護を受けた聖鈴
カリムでも一部の聖職者のみが持つもの
奇跡触媒としては珍しい理力補正を持ち
偶然にも闇に近い奇跡と相性がよい
大主教の名において、それは秘匿され
また固く許されていない
<クァトの鈴>
クァトの加護は理力補正です
闇と相性が良いことも、偶然だそうです
何が偶然なのでしょうか?
多分ベルカと似てるねってことを言っているのだと思います
カリムという国に、珍しい理力補正を持った、闇に近しい女神が、偶然にも、二人も存在したのです
偶然なわけあるか!と思います
モーンとは、女神クァトの従者であり
かつてモーンが、ある女神に仕えたように
一方のテキストでクァトに仕えたとはっきり示されているのに、もう一方ではある女神と濁されている白々しさもあれです
そもそもモーンは明らかに人ではありません
たぶんデーモンです
後に混沌の火を生み出した彼女たちは
魔術師であると同時に祈祷師でもあり
故にこの杖は信仰補正を持っている
闇の魔術の威力が底上げされるだろう
<イザリスの杖より>
デーモンを従えられたのは、多分あのイザリスの魔女だったのではないでしょうか
なのでクァトとは、カリム白教を乗っ取るために暗月の女神ベルカが素性を隠して潜入した時の名前だったのではないかと考えます
[カリムと小ロンドの繋がり]
無印の小ロンドではカリム由来のアイテムがいくつか手に入ります
(パリングダガー、貴い犠牲の指輪、呪い噛みの指輪など)
無印では正直あんまり二国間を直接繋ぐ要素は見受けられません
が、ロンドールは小ロンドの流れを組む国であると考えれば、カリムとの多くの関わりが見えてきます
ロンドール黒教会の奇跡
自分も含め、周囲にいる者の魔法を封じる
黒教会の者たちは、皆卓越した剣士であり
ロンドールの沈黙はいつも彼らと共にある
そして剣だけは、決して裏切らない
<沈黙の禁則より>
まず、カリムの奇跡であった沈黙の禁則がロンドールの点字聖書にも記載されています
そして魔法を封じながら剣で戦うスタイルは無印のカリム教戒師にも通じています
罪の女神ベルカの教戒師が身に帯びる
象徴的な意味合いの強い刺剣
だが、それは単なる象徴に留まらず
魔力を帯びた刀身と、独特の剣技により
教戒師はまた卓越した剣士でもある
<ベルカの刺剣より>
ロンドールの黒教会、三人の指導者たちの装束
ドレスの内に隠された黒い手甲
それは、ドレスを纏う彼女たちが
また手練れの剣士であることを示している
たった三人で、黒教会を築き上げるほどの
<黒の手甲より>
黒教会を築いたロンドール三姉妹も凄腕の剣士ですので、元々はカリム出身者かもしれません
黒教会の指導者であった長女エルフリーデが 彼女の騎士に授けたという炎を模した大剣
だがそれは、主従の交わりの終わりを示す
別れの品であったという
<オーニクスブレードより>
痩せた亡者の黒い甲冑 「ロンドールの騎士」ヴィルヘルムの兜
黒協会の創始者たる三姉妹
特にその長女に使えた亡者の騎士は
酷薄な葬送者として知られていた
<ヴィルヘルムの兜より>
ロンドールの騎士であるヴィルヘルムは長女フリーデに主従関係を解除されてもなお彼女に忠誠を誓っています
生涯を懸けて仕えるその姿勢は、やはりカリムの騎士のそれであると考えられます
カリムスタイルの騎士がダークハンドを装備しているのです
以上のことからカリムとロンドールは繋がっており
無印の頃には既にベルカとカアスのコネクションは確立されていたのではないかと考えます
ベルカ(クァト)はカリム内の二つの信仰を操り
闇の時代到来のために亡者の信仰を抱いた者を秘密裏に増やしながら
「ダークレイス」となるにふさわしい人材を小ロンドへと送っていたのではないでしょうか
[エレーミアス絵画世界]
そしてフリーデたちが訪れていた絵画世界の中にも、カリムやロンドールとの共通点が存在します
あまり見ない奇妙な形、奇妙な格好の人形
ある伝承によれば、忌み者だけがこれを持ち
世界の何処にも居場所なく
やがて冷たい絵画の中へ導かれるという
<おかしな人形より>
世界中から忌みものたちが集まる居場所が神々の根城であるアノールロンドのど真ん中に存在しているというのは相当に異常なことです
エレーミアス絵画世界に封印された禁忌
半竜プリシラの尾から生まれた武器
希少なドラゴンウェポンの1つ
生命狩りの力を帯びており、舞うような剣技は
白衣の絵画守りたちに通じるものがある
<プリシラの短剣>
その絵は絵画守りによって厳重に警備されており、守人の剣技に神々に恐れられたプリシラのそれと共通点があることから、絵画守りたちはベルカ派閥の組織であると考えられます
つまり、神々に影響力のあるベルカが王妃という立場を利用し、アノールロンド内の罪(法)を操作したからこそ、この巨大絵画は存在するのではないでしょうか
そして絵画世界の中はまさにベルカランドと化しています
ベルカの刺剣やカリム教戒師防具一式、沈黙の禁則、等々ベルカグッズで溢れ
ベルカの鴉人が空から歓迎してくれます
たまに暗月の誓約アイテムである耳までくれます
[子を抱く修道女の像]
絵画世界の中には修道女の像や教会のような建物が存在するので、ここに何らかの信仰があったことが伺えます
その信仰とは
同じ空間に邪教の鍛冶屋が存在することから、そのまま邪教信仰であると考えられます
[邪教とは?]
禍々しい邪教の盾
神の武器、雷を防ぐことができる
神に敵する邪教の徒は
あるいは神殺しのために
最初の死者、墓王ニトの力を盗もうとし
志半ばにして力尽きたようだ
<邪神の盾>
この盾は雷カット率が最も高い盾です
暗い種火は永く教会に秘匿される禁忌であり、それを知る鍛冶屋は誰も生きてはいない
邪教の武器は神狩りの武器であり、神の一族やその信徒たちに有効となる
<邪教の種火より>
また、邪教派生武器は神族に対して特攻が入る武器です
これらの特性から、邪教徒とはグウィン神族に敵対した組織であったことが伺えます
絵画の修道女、フリーデの装束
ごくありふれた黒布のフード
彼女は全てを棄て、また守るべきものを見出した
そして、彼らの望む姿をその身に纏ったのだ
<修道女のフードより>
邪教の修道女は神々に敵対する者たちの象徴だったと考えられます
そして、この修道女の像と同じモチーフの像は小ロンド遺跡にも存在しているのです
3のアリアンデル絵画世界にも同じモチーフの像があることから、ここもかつては彼女が影響を与えた世界であったはずです
なので絵画世界の邪教と闇に堕ちた小ロンドは同じ女性を敬っていたと考えることが出来ます
…ああ、女神よ。居場所無き忌みものたちの母よ
<奴隷騎士ゲールの台詞より>
エレーミアス絵画の名残のようなものを感じさせるアリアンデル絵画世界へ主人公を誘ったのはゲール爺です
爺の祈る「すべての忌みものたちの母」とは、この深みの教会に実際に囚われていた生まれ変わりの母ロザリアであると考えられます
つまり、忌みものたちの集う絵画世界の信仰を導いた修道女とはロザリア本人であると考えられます
そしてロザリアは髪質の共通点からだいたいベルカと同一人物であると考えます
ベルカは王妃という立場であり、絵画の中ではロザリアという名の修道女であり、世界中から忌みものを集め、グウィンに仇なす邪教の集団の居場所をアノールロンドに築いていたのです
晩年の王家
グウィン王家の晩年は
ハベルが死に
長子が去り
末娘を手離し
妻の不貞を察し
グヴィネヴィアが嫁ぎ
多くの神々が去り
嫁に変な絵を飾られたりで
家族仲はズタズタに引き裂かれ、関係が冷え切っていたことは想像に難くはないのではないでしょうか
そして最初の火は徐々に陰り、グウィンがこれを継ぎにいくのですが
しかしこれは、グヴィンの予定調和であったはずです
グウィンは古くより小人を隔離し、そして「人」を生み出しました
自ら作った火の時代を終わらせぬために、人に生身の姿を与え、それが人の本来の姿であると信じ込ませたのです
カアスやアンディールの発言を合わせると、大体こういうことなのだと思います
そういえば、昔もそんなのがいたわ
見栄っ張りの嘘つきで、最後は自分を火の中に放り込んだ
確かそうね、今は“熔けた土”になってるはずよ
<シャラゴアの台詞より>
グウィンは火の時代を人に継がせるために、まず自分が薪になりました
最も強いソウルの王グウィンは
火継ぎを前にその力を一族に分け与えた
一族は数多く、それでも残されたこの王冠は
何の力も帯びぬ、ただグウィンの象徴であった
<大王の王冠より>
グウィンは自らの没後も、火の時代を終わらせるつもりがありません
なぜなら、彼は火継ぎを前に自らのソウルを分け与えています
自らの力のみで火の時代を維持するつもりなら、始めからソウルを分け与えるべきではないはずです
グウィンは何故己のソウルを分け与えたのでしょうか?
グウィンの復讐
イザリスの魔女とベルカは同一人物であると考えています
かつて呪術の祖、イザリスは、己が生んだ炎に焼かれ滅びた。
それは確かに混沌、魔女の歪んだ炎だったのかも知れない。
だが、あの篝火がそうでないと、誰に分かるものかね?
<コルニクスの台詞より>
イザリスの魔女は、不死人の火継ぎに不可欠な篝火を創造した人物であると考えられます
篝火の炎は不死人の骨で燃えるものであり、ようは彼らの犠牲によって成り立っています
炎も犠牲も魔女による秘儀と神秘であり、あらゆる秘儀に通じているベルカは注ぎ火の秘儀にも通じるのが道理です
なので同一人物と考えたほうが話が早いのです
グウィン王が火継ぎに旅立ったとき
彼の騎士たちは二つに別れた
銀騎士は、棄てられた王都に残り
幻の女神に仕えた者たちである
<銀騎士の兜より>
ロードランをさまよう黒の騎士たちの大剣
混沌のデーモンと対峙するための武器
大きな動きから体重をのせた攻撃は
かつての彼らの敵の強大さからくるものだ
<黒騎士の剣より>
グウィンの火継ぎを前にして銀騎士と黒騎士が別たれたということは、その直前にイザリスが混沌の炎を暴走させたということになります
母の野心が不遜なものであったとて、1000年だ
もう償いは済んでいるだろう…
<クラーナの台詞より>
つまり、クラーナの時間間隔で1000年以上昔の出来事です
…そして母は、その力で自分だけの炎を熾そうとして
…それを制御できなかった
クラーナが言うには、母は自らの野心のために混沌に飲まれました
つまり、火の陰りを憂いて誰かのために最初の火を造ろうとした訳ではないということです
そして、この二つの出来事が重なったのは偶然であるとは考えません
結論を先に言えば、グウィンが火の炉を扉で閉ざそうとしたからです
無印OPを見る限り、最初の火は野ざらしで燃えており、炉は存在していません
最初の火に炉を造り、扉を設けたのは、おそらくはグヴィンです
なぜなら、扉を開く鍵である王の器は火の派閥に属するグウィンドリンによって不死人に託されるからです
そして炉の扉を開くには、その鍵を神々のソウルで満たす必要があります
つまりは生贄です
[王のソウルが分け与えられた理由]
生贄の中にはグウィンより特に多くのソウルを分け与えられた四人の公王と公爵シースが含まれています
彼らに共通しているのは、グウィンを裏切る者たちであるということです
そして書庫塔の底には
おぞましい実験の落とし子が蠢いているという
<書庫塔牢屋の鍵>
シースは不義を犯した者であり、後にはグヴィネヴィアの聖女や白教の聖女たちを使い人体実験まで行っています
四人の小王も、昔はただの…弱い人じゃった
だが、あるとき、闇の蛇が彼らの隙につけこみ
生命喰いの力を与え
彼らを、悪にしてしまったのじゃ
<イングウァードの台詞より>
公王たちは小ロンドを闇に落とした主犯です
ベルカの奇跡が深淵の闇であるように、公王たちの使う技も同じ色をしています
公王たちはカアス以前にベルカとの交流もあったのかもしれません
つまり両者が王のソウルを分け与えられた理由は、グウィンが火継ぎに赴く前から既に王様を裏切る(裏切っている)兆しがあったからだと考えられます
つまり、それがグウィンの復讐です
グウィンの火継ぎが計画的であるのなら、自ら継いだ火が陰る頃には新たな火継ぎの英雄(主人公、あるいはアルトリウス)が現れます
その英雄はフラムトの助言に従い王の器を獲得し、王のソウルを持つ者を狩るのです
つまりグウィンがソウルを分け与えた瞬間からシースも公王も狩られることが決まっていたのです
火の時代を統べる王でありながら、晩年までにグウィンはいろんなものを失いました
しかし、彼はただ奪われるだけの男ではなく、嫁とその取り巻きに一泡吹かせる計画を練っていたのです
そんなグウィンが最も憎んだであろう王妃も当然 王の器の生贄リストに入っています
これが、グウィン王家 対 イザリスデーモン軍の戦いを引き起こした原因であると考えます
火の炉の扉
王妃は火の炉が扉で閉ざされることを知らなかった
それは彼女が生贄に入っている事実と、闇の派閥の事前計画を想像すれば分かります
グウィンとフラムトが火の時代の継続を画策していたように、ベルカとカアスは闇の時代を到来させるために暗躍していました
[闇の王誕生計画]
グウィンが最初の火の燃料となっている間に、闇の王と成れる者を人の中から見出だす
多分基本方針はこれだけです
[ベルカの理由]
グウィンとは最も強いソウルを持つ者であり、従える部下は銀騎士、巨人兵、そして四騎士と精強な者たちが集っています
主神ロイドの騎士が不死人を狩るときの道具
効果範囲内でエストによる回復をできなくする
人の世界では、不死人は呪われた化け物であり
不死を狩るロイドの騎士は英雄ですらある
その英雄は、この祝福された護符により
不死の回復だけを封じ、正々堂々と戦うのだ
<ロイドの護符より>
また、主神ロイドを筆頭とし白教を世界中に布教させることによって世界中の人々は神々を崇め、そして自らの生者の姿を愛おしむようになりました
私もキャラメイクには時間を掛けました
つまり武力、人気共にグウィン率いる火の派閥有利であり、正面からまともにぶつかったところでベルカ率いる闇の派閥は勝てません
なのでベルカは本性を隠してグウィンに近づき、王妃の地位を得て
アノールロンド内から様々な搦め手を実行していったのです
グヴィンが自ら火を継ぐというのなら
ベルカからすれば勝てぬ相手が自ら世界の薪となり、いずれは燃え尽きてくれるのですから、グウィンの火継ぎを拒む理由はありません
そして、腐っても王妃であるベルカは表向きはグウィンの協力者です
火継ぎ計画の協力者として篝火を作り出しました
どのみち闇の王を選定するのにも篝火は使えるはずですし、もし仮に不死の英雄がグウィンの後継として火を継いだとしても、その火もやがて陰ります
だからベルカとカアス率いる闇の派閥は、カリムやロンドールのように信仰を操りながら時間をかけて世論を闇の時代へと傾けていけばよかったのです
そう、最初の火の炉が扉で閉ざされていなかったらの話です
・火の時代を創った王たちの生贄がなければ開かないような扉があります
・扉を開けるための器を満たすだけの強大なソウルを獲た王は三人しか居ません
・つまり扉は一度しか開けません
グウィンが炉に入って中から扉を閉ざしてしまえば、外から扉を開けられる機会はたったの一度きりなのです
それが後の世に語られることになる、グウィンと無印主人公の間で行われた太古の火継ぎというわけです
最初の火争奪戦
ベルカはアノールロンドを内部から崩すことには成功しましたが、彼女はやり過ぎ、そしてグウィンを見くびっていたのではないでしょうか
グウィン王が火継ぎに旅立ったとき
騎士たちは王を追い、再び熾った火に焼かれた
以来彼らは灰となり、世界をさまよい続けている
<黒騎士の兜より>
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アル飯 (土曜日, 03 7月 2021 04:03)
国が亡ぶ原因が王妃の不貞という意味ではアーサー王の伝説を彷彿とさせますね
ダークソウルのゲームデザインとして剣と盾による剣戟を描きたかった(映画エクスカリバーをイメージしたそうです)というインタビューの話もありますし
アーサー王に敵対した異父姉、魔女モーガンなどの存在ももしかしたらベルカのベースになっているのかも、と妄想してしまいました
・ (火曜日, 20 7月 2021 22:31)
読んでいただいてありがとうございます
私には元ネタを辿る考察は出来ませんが、そういうベースとなったかもしれない物語や人物のお話を聞くのは楽しいです
ー (月曜日, 19 9月 2022 17:36)
でも混沌の苗床ってイザリス母さんだと思ってました
Dok (水曜日, 17 4月 2024 13:03)
シャラゴアがシースについて
「あの、醜い裏切り者もそうだったわ
他人のものが欲しくて欲しくて、しょうがなくて…
滑稽なこと フフフッ」
とか言ってましたね。これは普通に考えれば「仲間である古龍を裏切った。古龍のウロコが欲しかった」って意味にとれますが、もしかしたら「戦友であり外戚でもあるグウィンを裏切ってその妻と不倫した、グウィンの妻が欲しかった」って意味もあるのかもしれませんね
・ (水曜日, 17 4月 2024 21:26)
サソリの旦那さんも「我が主は自分が本当に欲しいものが分からなかった」みたいなことを言ってましたね。
個人的なイメージですが、シースは他人の持ち物を欲しがる子供で、寂しがり屋だと思っています。
そして惨忍で賢いが故に、やはりベルカと惹かれあったのかなと思っています。