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オマージュ考察1:フィナとロザリア

 

ダークソウルの作品内には、大小様々なオマージュやらパロディが存在しております

 

 

 

      

こういったものを考察に含めるべきかという線引きが必要になるわけですが

 

自分ルールでは

ダークソウルシリーズ内で完結しているオマージュのみを考察対象としています

 

「パッチ・ザ・グッドラック」と「鉄板のパッチ」は無関係として扱うが

「鉄板のパッチ」と「不屈のパッチ」は関係しているかもしれないといった感じです

 

 

ここでいう「オマージュ考察」とは

 

「ある事柄」と「ある事柄」の間に存在する共通点を紐付けて

 

それらが何故似ているのか?

 

似ているからには何か理由があるんじゃないのか?

 

お前が犯人だ!

 

という具合に考察をでっち上げていくものになります

 

 

というわけで、今回はダークソウルシリーズの中に存在する3つの「対となるオマージュ」のうちの1つをあれしていこうと思います

 

 

※半分くらいはロスリックとイルシールの派閥考察になってしまいました

 

 

劇場型オマージュ

 

第一段のテーマは

「寵愛の女神フィナ」と

「生まれ変わりの母ロザリア」です

 

 彼女たちにどんな繋がりがあるというのか



[フィナ]

       

「運命的な美しさ」を謡われる

女神フィナの寵愛と加護の指輪

 

装備者のHP、スタミナ、装備重量

すべてを増やす効果があるが

一度つけると外すことができず

無理に外すと壊れてしまう

<寵愛と加護の指輪>

 

 

フィナはベルカやクァトと同じくカリムの女神です

 

オチを先に言っちゃうと、例によってロザリアもフィナもベルカもクァトもみんな同一人物だと思っているわけですが、私の考察はそんなもんです

 

あと例によってこの女神がグウィンの奥さんということが前提の考察です

こういう相関図
こういう相関図

 

 

 

そんなことよりオマージュだ

 

 

[ロザリア]

 

舌を捧げる侵入者たち

ロザリアの指に与えられる指輪

遠い距離で、装備者の姿を隠す

生まれ変わりの母、ロザリアは

最初の子に舌を奪われたという

以来彼女は、それらを待っているのだと

<幻肢の指輪>

 

 

侵入先の世界で、火の宿主を倒せば

火の力を得ることができる

 

それは、闇に滅んだ古い小国の業であり

またそれを別の目的で使う者たちがいる

深みの聖堂でロザリアに仕えたまえよ

<赤い瞳のオーブ>

 

ロザリアはなんか生まれ変わりの力を持った深みの聖堂に居る女神です

舌を集めて、信者を別の容姿に変えたり、蛆に変えたりする力を持っています

 

ロザリアに仕え舌を捧げる者たちは「指」と呼ばれる侵入者(ダークレイス)となります

 

 

 

正直、彼女たちの情報をただ並べたところで

「美しい」だとか「女神」であるくらいの共通点しか見えてきません

 

では何がオマージュになっているのかというと、それは彼女たちを中心に繰り広げられる登場人物たちの愛憎劇にあるのです

 

 

フィナを廻る物語とロザリアを廻る物語

 

ふたつはダークソウルという物語の中に存在する「劇中劇」であり

そしてNPCたちはキャスト(役者)なのです

 

そしてふたつの劇は対になっている


そういうふうに考えていこうと思います

      

      

では、双方の登場人物の紹介に移ります

 

 

女神のためにすべてを捨てた男

      

フィナは作中に姿を現さず、テキストから得られる情報もシリーズを通してごく僅かです

 

しかし数ある指輪の中でも「寵愛と加護の指輪」の性能は群を抜いており

フィナ只者ではない感に満ちています


そして、寵愛の女神の名は彼とセットになっています


女神フィナの寵愛を表現した

「抱かれ」騎士ロートレクの鎧

 

その表面には、装備者を抱くように

女神の腕が絡みついている

<寵愛の抱かれ鎧>



カリムのロートレク
カリムのロートレク

 

 

「私はカリムの騎士ロートレク

お互い不死の身だ。まあ、よろしく頼むぜ

クックックックッ…」

      

 

ロートレクは無印NPCの中でも屈指の存在感を誇っています

                

金ピカという特徴的な外見に加え、戦いに加勢してくれたり、会話のパターンが多かったりと主人公との絡みも多く

そして何より

 

「私はそろそろ別の場所に向かおうと思う

詳しくは貴公にも言えないが、上にちょっと目的があってな…

あの火防女にも世話になったが…もう不要か…」

 

 

 

 

祭祀場の火防女を殺害してくれます

 

これにより、地の底から必死こいて帰ってきた主人公に拠点の篝火が使えないという絶望を味あわせてくれるのです

 

 

火防女の死体に残っていた神秘のオーブ

彼女を殺した者の世界に侵入し、

その世界の主を倒すことができれば

火防女の魂を取り戻せるだろう

 

黒い瞳はじっとアノール・ロンドを見つめている

<黒い瞳のオーブ>

 

 

主人公が彼を追いかけてアノールロンドに辿り着くと

彼はそこで「待ち伏せ」を行っていました

 

「ほう、貴公か…

多少は賢いかと思ったが、そうでもなかったようだな

哀れだよ。炎に向かう蛾のようだ」

 

 

彼がアナスタシアの魂を奪った理由はいまいちよく分かりませんが

待ち伏せしているということは、魂を奪い返しにきた者たちを返り討ちにすることで

手早く人間性を得ようと考えていたのではないでしょうか

 

      

そして主人公が彼に勝利した場合

その後、アノールロンドの試練(オンスモ)の先で

彼は骸を晒しています


 


これが彼の最後であり

そして入手できる装備のテキストから

彼は女神のために生きていたことを知ることになります   

      

女神フィナの寵愛を表現した

「抱かれ」騎士ロートレクの兜


彼は孤独の中で女神の寵愛を信じ

そのために全てを捨てた

<寵愛の兜>

 

 

カリムには、生涯一人の女性に仕えるという騎士道が存在します

 

カリムの騎士は、生涯一人の聖女に仕えるという 

かつてモーンが、ある女神に仕えたように 

<モーンの兜>

 

シリーズを通して鑑みると、その生き方を始めに示した男こそがロートレクでした

 

「全てを捨てた」ということは、逆を言えばその者の為だけに彼は生きたのだと考えられます


 

しかし、時が移ろい

彼を形容する言葉には若干の変化が見られます

      

大きく湾曲した刃を持つ曲剣

哀れな「抱かれ」騎士の得物で知られる 

<ショーテル>

 

女神フィナの寵愛を表現した甲冑

哀れな「抱かれ」騎士の鎧

その表面には、装備者を抱くように

女神の腕が絡みついている

移り気な寵愛とは裏腹に

<寵愛の抱かれ鎧>

 

 

彼の末路は想像に難くないわけですが

ただ、彼の本来の目的は明かされぬままでした

 

彼は女神のために何をしようとしたのか?


 

「これで自由だ。使命を果たすこともできる…」

 

彼の行動は自分本意に見えて、その実は使命を果たすことにあったと考えられます

      

 

つまり、彼の使命は女神に由来し

その目的はアノールロンドに存在し

そして彼は其処へ向かったのではないでしょうか

 

 

喋れない火防女

アナスタシア
アナスタシア

 

 

ロートレクに殺され、主人公に蘇らせられることになる女性です

 

 

火継ぎの祭祀場の火防女、灰色の聖女の魂

火防女の魂は人間性の憑依であり

それは彼女たちの体においても変わらない

あらゆる皮膚の下に無数の人間性が蠢き

その姿は、大抵おぞましいものとなる

 

彼女が暗い牢の虜囚となったのも

あるいは自ら進んでのことだったのだろうか

<火防女の魂>

 

 

彼女は火継ぎの祭祀場の火防女であり、その篝火は彼女と連動しています

 

 

蘇る前の彼女は一言も喋ってくれません

声が出せないらしいです

 

 

「…あの火防女さ

不死の篝火が消えないように

ずっとあそこに居るのが役目らしい

まあ、悲惨なものさ。今は口も聞けず、どこへもいけない

きっと、あの女が、間違っても神の名を呼ばないように

故郷の連中が舌を抜いちまったんだろう

まったく、敬虔な善人ってのは、すごいもんさ

俺には無理だ、感心するぜ!」

<心折れた戦士>

 

      

彼が言うには舌を抜かれて喋れないとのことですが

 

 

「…あ、ありがとう、ございました

…私は、アストラのアナスタシア

…あなたのお陰で、火防の任を、続けることができます

…そして

…汚れた声をお聞かせしたことを、お許しください」

 

 

ロートレクから取り戻した魂を彼女に返すことで、主人公と喋ってくれるようになります

 

これは彼女が復活した際に舌が修復されたのか

単に喋りたくなかっただけなのか微妙なところです

 

 

火継ぎの祭祀場の火防女の着衣

 

元は聖女の白いスカートだったのだろうが

逃げ出さぬよう何か切り落としたのか

べっとりと血に汚れ、今は見る影もない

<血濡れたスカート>

 

彼女を牢に閉じ込めたアストラの者たちは徹底していたようなので、実際彼女の舌を抜いたのかもしれませんし

 

      

「私は穢れ、声を出すべきではありません」

 

彼女は話すこと自体にコンプレックスを持っていそうなので、やはり喋りたくないだけなのかもしれません

 

じゃあ、どっちでもいいです

 

 

何故、彼女は穢れているのか?

 

そして彼女が声を失う元凶となった神とは誰なのか?

 

 

薬指の男

 

「…そしてもし、退屈な使命より、それを望むようなら、貴公も指となりたまえ

深みの聖堂で、ロザリアに仕えたまえよ」

 


薬指のレオナール
薬指のレオナール

 

 

この考察において、ロートレクの対となる男です


レオナールは元々ある王族の子弟であり 

魔術と剣技は、その修練であったという

確かにそのうす汚れた上衣は

金糸の刺繍が施された貴人の軍装である

<レオナールの上衣>

 

ロートレクとレオナールの共通点としては

 

武器がショーテル

悪そう

女神に仕えている

ダークレイスである

貴公

 

などでしょうか

 

両者のキャラクター性はよく似ているわけですが

しかし彼らの存在がパロディの域を超えたものとして考えられる理由は

キャラだけでなく、死に様までが似通っているからでしょうか

 

 

生まれ変わりの母、ロザリアに仕える

大主教クリムトの聖印

装備することで「ロザリアの指」の誓約者となる

ロザリアの指は、彼女に舌を捧げる者たちである

ある者は生まれ変わりのために

またある者は、ただ声なき女神を慰めるために

<誓約:ロザリアの指>

 

 

レオナールは「ロザリアの指」という組織の一員であり、主人公を指へと勧誘してきます

      

 

「…そしてもし、退屈な使命より、それを望むようなら、貴公も指となりたまえ

深みの聖堂で、ロザリアに仕えたまえよ」

 

 

前半の彼の行動は「女神の騎士」というよりは、あくまでロザリアの指という組織のために働いている印象を受けます

      

「…ああ、やはりロザリアに仕えたのだな

ならば貴公も彼女の指、俺の評価も高まるだろうさ

ククク…」

 

 

しかしゲームを進めていくことで彼の行動は一変してしまいます

      

 

ロザリアの死体に残っていた神秘のオーブ

彼女を殺した者の世界に侵入し

その者を倒せれば、魂を取り戻せるだろう

黒い瞳は復讐の証であるという

だが、じっとイルシールを見つめる瞳は

とても穏やかに見える

<黒い瞳のオーブ>

 

 

 

自らが仕えた女神を殺害し、魂を奪い去るのです

     

 

薬指のレオナールの得物

月の魔力を帯びたショーテルの一種

それは、生まれ変わりを求め旅をした彼が

だが女神の騎士たるを求めたとき

その手に受け継いだものであるという

<欠月の曲剣>

 

得物をショーテルから欠月の曲剣へと持ち替えて、彼に勧誘されて指となったはずの主人公とも何故か敵対してしまいます

 

 

「…だが、これも俺が撒いた種。きっちりと刈り取るべきだろうな」

 

おそらく主人公の知らないところで

レオナールはロザリアに関する何かしらの真相を知ったのだと考えられます

 

 

「女神の騎士は、決して敗れぬ」

 

そして彼が「女神の騎士」を名乗ったように

一人の女性に殉じる死に様はカリム騎士のそれであり

 

また、彼と主人公が闘う場所がアノールロンドの王女の間であることから

 

多くのプレイヤーは彼にロートレクの面影を重ね

そしてロザリア、またはその魂はグウィネヴィアに関連する人物だったのではないか?

 

という印象を得たのではないでしょうか

 

 

「女神の騎士」が「魂を奪い」そして「女神の為」に死んでいく

 

 

もはや、両者は似ているどころではなく

似ているのです

 

似ていることに意味がある

それがオマージュ考察の根拠であり

 

そして、劇としてとらえることで

似ているのは彼らだけではないということが見えてきます

 

 

天使の娘

 

ふたつの劇は「騎士」と「女神」の話に思えますが、対として考えるならもうひとつ役があります

 

それは魂を奪われた火防女アナスタシアであり、その対となる「聖女」の存在です

 

彼女なのです

      

ゲルトルード
ゲルトルード

 

 

台詞すらない端役の彼女が実はヒロインであるといえます

 

 

なんでゲルトルードかというと

なんかいろいろ状況的にです

 

 

牢の近くの梁にロザリアの蛆がいたりする
牢の近くの梁にロザリアの蛆がいたりする

 

 

 

ゲルトルードがどういった人物かというと

      


彼女は光と声を失い、だが物語を記し続けた

常人には理解できぬ、破綻した書付の山が

ロスリック天使信仰の源流となったのだ

<天使の光柱>

 

彼女は天使信仰の源流を生んだ者であり

 

 

王妃の聖女、ゲルトルードが

騎士たちに伝えたという奇跡

HPをゆっくりと、大きく回復する

後の「天使の娘」ゲルトルードは

王妃の実子であるといわれている

<光の恵み>

 

そしてロスリック王妃の聖女です

 

「実子であるといわれている」という事実や

娘でありながら王妃に支えたことなどから考えて

ゲルトルードはロスリック王妃の連れ子だったのかもしれません

 

少なくとも公にはオスロエス王の子供ではないということです

 

 

ロスリックの王妃が祝福したとされる聖水 

HPを完全に回復し、全ての異常を癒す

彼女は先王オスロエスの妻であり豊穣と恵みの女神にすら例えられたが

末子オセロットを産んだ後、姿を消したという

<女神の祝福>

 

ロスリック王妃は白教、そしてグウィン王家に縁ある人物と考えられます

 

 

王子ロスリックのフード

王家の悲願、薪の王たる運命に生まれた彼は しかし病を抱え萎びた赤子であった

<祈祷のフード>

      

血統の末、ロスリックの聖王

<祭祀場の玉座>

 

ロスリック国は「火継ぎの王」を作り出すことを国家プロジェクトとしている節があるので、グウィン神族の血縁者である王妃が嫁いできたこともその一環だったのではないでしょうか

 

 

多くの神と共に故郷を去った彼女は

やがて妻となり、母となった

そして貴い子たちをもうけたという

<太陽の王女の指輪>

 

そしてゲルトルードが王妃の娘であるなら、当然彼女もグウィン神族の血を引いていることになるのです

 

 

なんやかんや言うておりますが

アナスタシアとゲルトルードには

 

牢に囚われている

聖女である

喋れなくなった

目が見えないであろう

 

などの共通点があります

 

 

暗い一対の瞳

最初の火防女の瞳であるといわれる

後に全ての火防女が失う光そのもの

それは瞳無き火防女に

見るべきでないものを見せるという

<火防女の瞳>

 

火防女とは盲目であるものなので、アナスタシアも光を失っていると考えられます

 

 

ゲルトルードが火防女であるのかまでは判断できませんが

役どころとしてはかなり似ているのではないでしょうか

 

 

 

[ゲルトルードの天使]

      

ゲルトルードは天使の娘と呼ばれていますが、天使とは何を表すのか?

 

天使に忠誠を誓う騎士の甲冑

羽の騎士の名の由来、小さな羽根を背負っている

<羽の騎士の鎧>

 

彼女を源流として生まれた「羽の騎士」たちの兜がこれです

 

この不気味な笑顔に見覚えはないでしょうか?

 


 

そうですね

そっくりですね

 

 

 

小さな羽を生やしたこいつがゲルトルードの天使です

フラムトです

 

 

ロンドールの黒教会、三人の指導者たちの装束

喪装にも似た漆黒のドレス

彼女たちは世界蛇の娘であり

黒教会の創始者としても知られている

すなわち亡者の救い手として

<黒のドレス>

 

カアス…貴方の遺志を

<ロンドールのユリア>

 

 

ロンドール三姉妹は「世界蛇の娘」ですが、彼女たち黒教会は実質カアス派閥なので「カアスの娘」と考えられます

 

ゲルトルードはその対となる「フラムトの娘」ということです

 

そんなんでいいじゃない

      

 

王妃の聖女であったゲルトルードは

彼女のいう天使に見え、その物語を知ったという

<天使の光柱>

 

ゲルは王妃を介して天使に見えたようですが

 

太陽の光の王女

その癒しと恵みを忘れた人々は

それでもなお、彼女の後姿を思い描き

稚拙だが、真剣な物語を紡いだのだ

<放つ回復>

 

ロスリック王妃がグウィネヴィア当人かその子孫であるなら

グウィンの友であったフラムトと交流が有ってもおかしくはないはずなので

そういう縁でゲルトルードもフラムトと繋がったのではないでしょうか

 

 

なお、無印ダークソウルを火継ぎルートでクリアする前にアナスタシアに話しかけると

 

「…フラムトさんから、聞きました

…あなたが火を継いでくださるのですね

…ありがとう、ございます

…これで、不死の呪いも消え、私も、人として死んでいけます」

 

 

とお礼を言われるので

彼女は火の時代を継ぐ者の訪れを待っていた

ことが分かります

 

火継ぎの祭祀場の火防女の着衣

元は聖女の白い上衣だったのだろうが

篝火の灰で薄汚れ、今は見る影もない

<うす汚れた上衣>

 

彼女の着衣は白教聖女のそれであり

フラムトが眠る祭祀場の火を守っていたことを考えると

 

両者にはフラムト派閥という共通点もあるのだと思います

 

 

ロスリック派閥考察


ちょっとばかりロスリック内部事情の話をします

 

 

古くよりロスリックでは

騎士は王を支える三柱のひとつとされ

故に竜の友たるを許されたという

<騎士の指輪>

 

古くよりロスリックでは

祭儀長は王を支える三柱のひとつとされた それは常に女であり、王子の乳母でもあったという

<祭儀長の指輪>

 

古くよりロスリックでは

賢者は王を支える三柱のひとつとされ

故に大書庫の領主たるを許されたという

<賢者の指輪>

 

      

ロスリック国には様々な派閥が存在しています

たぶんロスリック派閥の像 左から王妃・先王・天使・騎士・賢者・祭儀長?
たぶんロスリック派閥の像 左から王妃・先王・天使・騎士・賢者・祭儀長?

 

 

いろいろ複雑ですが、とりあえず「三柱」と「天使信仰」の関係性について考察します

 

 

天使に忠誠を誓う騎士の甲冑

羽の騎士の名の由来、小さな羽根を背負っている

ロスリックでは、天使信仰は異端であり

三柱の何れもがそれを公認していない

故に「天使の娘」ゲルトルードは

大書庫の天井牢に幽閉されたという

<羽の騎士の鎧>

 

天使信仰はなんか皆に認められてないので、その源流を生んだゲルトルードは大書庫の天井牢に幽閉されました

      


この時点で三柱の「賢者派閥」が「天使信仰」と最も敵対する組織であることがわかります

 

彼女と仲が良いかもしれない派閥に彼女を預けておく理由がないからです

 

騎士はロスリック三柱のひとつであり

賢者が大書庫を得て後

祭儀長との結びつきを強めたという

<武器の祝福>

      

そして「騎士」と「祭儀長」は手を結んでおり、共に「賢者」と対立しています

 

 

「大書庫を得て後」と有ることから

賢者派閥は後発の組織であるのか、もしくは後に勢力を増強させていることが伺えます

      

 

そしてこれらの派閥争いの背景には

「先王」の影響があると考えられます

 

 

王はロスリックの血の営みに発狂し

大書庫の異端と繋がったという

それは白竜シースの歪んだ信仰だった

<妖王オスロエスのソウル>

 

 

先王がいろいろ嫌になって発狂した

 

 

このことがロスリック分裂の引き金になっているのではないでしょうか

 

 

王子ロスリックの直剣

エンマの祝福により強い魔力を帯びている

それは、本来英雄たる彼が振るうべくあり

終に振るうことのなかった白金の聖剣である

<ロスリックの聖剣>

 

王子を、ロスリック様を、どうか…

どうか、お救いください

王におなりくださいと…

<祭儀長エンマ>

 

本来であればロスリックは火継ぎを推進する国であり

 

騎士のための奇跡が記されている

物語の語り部に渡すことで

ロスリックの奇跡を学べるようになる

ロスリック城内の聖騎士たちは

加護の下、決して倒れなかったという

<ロスリックの点字聖書>

 

その聖書の内容を見ても

祭儀長、騎士派閥は無印から続く白教信仰を継ぐ組織であることがわかります

 


白い魔法陣は白教だ!
白い魔法陣は白教だ!

 

 

白教とはグウィン一族自らが舵を取った宗教です


かつて不死人狩りを率いたロイド騎士の遺産
白教の主神ロイドの信仰は廃れて久しく
その狩りの業だけが受け継がれている
不死の回復だけを封じ、正々堂々と戦うのだ
<不死狩りの護符>

 

かつてグヴィンのおじさんのロイド叔父さんを主神とした「白教信仰の本流」は世界中に伝わり

太陽の光の王女
その癒しと恵みを忘れた人々は
それでもなお、彼女の後姿を思い描き
稚拙だが、真剣な物語を紡いだのだ
<放つ回復>

グヴィンの娘である「グウィネヴィア信仰」は王妃を介してロスリックの人々に愛され

竜を友とするロスリック騎士は
古くは竜狩りの騎士でもあった
故に騎士たちは太陽を信仰し
特殊な狩り道具を用いたという
<雷壷>

グヴィンの長子の「太陽の戦士信仰」はロスリック騎士たちに竜の友となる道を歩ませた


遂に、王の器が満ちた…
すばらしい…お主は正に、グウィンの後継、新しい大王じゃ…
だが、探索者の役目は、ここまでじゃ…
お主に出会って、楽しかった
やはりわしは、人が好きじゃ
成就を、願っているぞ…
火の時代を終わらせてはならぬ…

<フラムト>

 

そしてフラムトは人を「火の時代」へ導いた「王の探索者」であり

 

だが、もう一人の蛇、フラムトは、理を忘れ

王グウィンの友に堕した

<カアス>

 

そして、グウィンの友です

 

 

グウィンとフラムトの関係が白教の物語によって後世に伝わっているのかは不明ですが

彼らが同じ理念を持ち、火の時代を存続させたのなら

白教と天使信仰は本来敵対する組織ではないはずです


王妃の聖女、ゲルトルードが

騎士たちに伝えたという奇跡

<光の恵み>

 

現に騎士たちは彼女の恩恵を受けています

 

ではフラムト派閥である天使信仰を祭儀長、騎士派閥はなんで認めないのか?

 

 

狂った王が認めていないからです

 

 

薪の王たるを拒否した二人の王子は

全てを遠ざけ、火の終わりを待っていた

<双王子のソウル>

 

彼女は先王オスロエスの妻であり豊穣と恵みの女神にすら例えられたが

末子オセロットを産んだ後、姿を消したという

<女神の祝福>

 

王妃が去り

王子がすべてを放り出している現状はつまり

この国の実権を握っているのはオスロエス王であると考えられます

 

 

破壊された派閥像
破壊された派閥像

 

 

双王子の間へと続く回廊では、先王の像以外がすべて破壊されています

 

これの意味するところは

 

1.王子が壊した

  王子が先王にだけ心を許している(あるいは利用している)

 

2.兵たちが壊した

  王子の側を護る騎士たちに先王の息がかかっている

 

 

青い騎士がたぶんそれ
青い騎士がたぶんそれ

 

 どちらであっても、王子に最も近く、そして権力を有するのは先王ということになります

 

 

狂った王が認めていないものをロスリックを支えるべき三柱が認めてしまえば

そんな派閥は反逆分子として立場を悪くするだけであり 

故に、表立って天使信仰は認められない

 

つまり公認されないということです

 

 

王はロスリックの血の営みに発狂し

大書庫の異端と繋がったという

<妖王オスロエスのソウル>


そして、大書庫の中に王と繋がる者がいるということは、その領主たる賢者は先王の側に寄った組織ということですし


ロスリックと大書庫のはじまりにおいて

最初の賢者が伝えたとされる魔術

凄まじいソウルの奔流を放つ

最初の賢者は火継ぎの懐疑者であり

また密かに、王子の師でもあったという

<ソウルの奔流>

 

また「最初の賢者」なる人物が王子のやる気スイッチをオフにした可能性も十分に考えられます

 

 

そもそも王妃の実子を吊るす決断を行える人物は、王子を除けば先王くらいのものではないでしょうか

 

 

故に騎士と祭儀長は賢者と対立し

      

オスロエスは晩年竜に魅入られた

正気を失った彼は妖王と呼ばれ

多くの刺客が差し向けられたが

そのことごとくが失敗したという

妖王はそれを竜鱗の加護と呼んだ

<竜鱗の指輪>

 

オスロエスは刺客を差し向けられるのです

      

これが大書庫の天井牢にゲルトルードが捕らえられた理由です

たぶん

 

 

では、火継ぎ推進国であるべきロスリックを内部から分断した賢者なる者たちは

いったい何処から来たのか?

という話しになるわけですが…

      

大書庫の賢者たちが掲げる燭台の短剣

象牙のロウに塗れている

かつてそれは、賢者を導く灯火であり

また彼らを律する自戒の剣でもあった

故に今でも、使用者の魔術を強める効果がある

戦技は「導きの灯火」

燭台が灯す一時的な明かりは

多くの助言を見せるだろう

<賢者の燭台>

 

深みの主教たちの礼拝の燭台

それは剣であると共に魔術の杖である

彼らは、冷たい谷のマクダネルの教えにより

聖職者でありながら、魔術師となったという

戦技は「導きの灯火」

燭台が灯す一時的な明かりは

多くの助言を見せるだろう

<聖者の燭台>

           

 

賢者と聖者
賢者と聖者

 

おそらくイルシールの彼らではないでしょうか

 

その装備の類似性や共に魔術師であることなどから、多くの賢者は深み教徒由来の者たちであると考えられます

 

 

 

 

ロスリック城殺人事件

 

 

天井牢が開いております

 

ゲルトルードが幽閉された牢の扉がガッツリ開いているということは、つまり主人公以外の誰かが先に侵入したわけです

      

しかし、彼女は牢の中で朽ちているわけです

           

      

ということは

彼女を害した犯人がいるわけです

 

 

[犯人は誰か?]

 

祭儀長、騎士派閥が天使信仰に近い思想を持つなら彼女を害する理由はなく

 

先王や賢者がわざわざ彼女を牢に囚えるという判断をしたということは

逆に言えば彼らが直接手を下すとは考え難いということにもなります

 

それも彼女が王妃の実子故かもしれません

 

 

狩人は、古くよりロスリックの黒い手であった

三柱に対抗し、また密かに刑するために

代々の王たちは黒い手を頼んだのだ

<狩人の指輪>

 

「王の黒い手」の犯行の可能性もありますが…

 

 

狩人の指輪持ってた人
狩人の指輪持ってた人

 

その一人と思われる人物が大書庫の屋上で朽ちているので、この場を警備する天使兵たちに返り討ちにされたのかもしれません

 

 

であれば、やはり怪しいのは

ロザリアの手の者です

 

 

現に此奴は侵入している
現に此奴は侵入している

 

 

証拠は特にありませんが、一応の筋は立ちます

      

まず、ロザリアの指でロスリックの内部状況にやたら詳しい男がいます

      

「貴公、完全な赤い瞳、ひび割れぬそれが欲しいのなら

闇に滅んだ古い小国の生き残り、ダークレイスを殺したまえ

奴は、ずっと囚われている。ロスリックの、もっとも深い地下牢にな…」

           

 

レオナールは始めて会う主人公にひび割れた赤い瞳を譲渡し、2度目にはロスリックに居るダークレイスの情報と鍵をくれます

 

地下に続くリフト部屋の鍵

ロスリックで最も深い地下牢に続いている

そこには、闇に滅んだ古い小国の生き残り

ダークレイスがずっと囚われているという

<リフト部屋の鍵>

 

つまり彼自身がロスリックに侵入したことがあるか、彼に鍵や地図を渡した内通者が居るということになります

 

      

「なあ、貴公、俺には分かる。侵入し、奪いたいのだろう?」

 

 

そしてロザリアの指とはダークレイス(侵入者)の集団です

 

舌を捧げる侵入者たち

ロザリアの指に与えられる指輪

遠い距離で、装備者の姿を隠す

<幻肢の指輪>

 

幻肢の指輪という姿を消せる完全に潜入向きのグッズも用意されているわけです

 

 

そして彼らの本拠地は「深みの聖堂」という場所に在ります

 

ここには深みの主教たちの他に「聖堂騎士」たちが居り、共生しています

 

 

 

深みの聖堂の騎士たちの分厚い鉄の大盾

その表面に黄金で大胆に描かれた天仰ぐ大鳥は

ロスリックの先王の紋章として知られるものだ

<聖堂騎士の大盾>

 

彼らはオスロエス王直属の騎士なのです

 

 

そうです

イルシール勢である「深み」と「オスロエス派閥」が交わるこの場所は両国間の連絡橋と考えられるのです

 

 

[オスロエスとサリヴァーン]

 

狂った先王オスロエスは火継ぎ推進国家ロスリックにおいて邪魔な存在です

 

 

さあ、火の無い灰よ。高壁の下に向かいなさい

大城門の先、渡した小環旗が貴方を導くでしょう

そして、注意なさい。大城門には、番犬がおります

忌々しい、冷たい谷の番犬が…

<祭儀長エンマ>

 

祭儀長は火継ぎ計画を進めたいわけですが

 

門の内より現れるヴォルトが、王狩りに旅立つ灰の邪魔をするわけです

 

 

法王サリヴァーンが騎士たちに与えた魔性の指輪

その黒い瞳は見つめる者を昂ぶらせ、死闘へと誘い

やがて騎士を獣のような狂戦士に貶めてしまう

故に法王は、外征に際してのみこれを与えたという

<法王の右目>

 

ロスリック内に居るヴォルトや踊り子や外征騎士たちが獣となって存在しているのはサリヴァーンの差し金と思われますが

 

実際に火継ぎに害を為すそれらに祭儀長や騎士たちが手を出せないのは、やはりオスロエス王がそういう状況を作っているからと考えられます

 

 

外側からこじ開けられてました。ごめんなさい
外側からこじ開けられてました。ごめんなさい

 

 


 

 

話の流れとしてはたぶんこんな感じじゃないでしょうか

 

 

サリヴァーンが法王となる以前に

暗月の騎士団に寄贈したという杖槍

<金枝の杖槍>

 

おそらくサリヴァーンも最初はグウィンドリンに仕えていました

 

イルシールの法王サリヴァーンは

旧王家の主神を廃聖堂に幽閉し

ついには神喰らいに供したという

<法王サリヴァーンのソウル>

 

ダークソウル3でのグウィンドリンは望んだのか祀られたのかはともかく「主神」になっているので、だから偉かったのです

 

そして彼はグウィンの末子です

 

我らの父グウィンと、我らの姉グウィネヴィアの陰となり

神の敵を狩る、剣となる覚悟があるならば

<暗月の剣 口上>

 

であれば、グウィンドリン統治のアノールロンドと

彼が敬愛する姉の子孫が嫁いだロスリックは友好関係にあったのではないでしょうか

 

かつて我らの父グウィンは、火の陰りを憂い自ら薪の王となり

以来人の子ら、その英雄たちが、火を継いでいきました

それは父の、神の遺志。故に暗月は、火を継ぐ人たちを守る、剣となったのです

<騎士団総長ヨルシカ>

 

かつてヨルシカの兄が姉の幻を見せ、不死の英雄に火の時代を継ぐことを促したように

そして妹にその思想と騎士団を託したように


自ら薪の王を作り出そうとしたロスリック国家は火継ぎ思想を継承しています

 

ならばアノール・ロンドはロスリックに対して協力的であるべきなのです

 

 

そしてサリヴァーンはグウィンドリンからロスリックへ遣わされた使者かなにかだったのではないでしょうか

 


たぶんサリヴァーンの像
たぶんサリヴァーンの像

 

何らかの功績があるからこそ、それを称える意味で「罪の大剣を携えた像」がロスリック内部に存在しているのではないでしょうか

 

ロスリックと大書庫のはじまりにおいて

最初の賢者が伝えたとされる魔術

最初の賢者は火継ぎの懐疑者であり

また密かに、王子の師でもあったという

<ソウルの奔流>

 

大書庫の賢者のローブ

ロウの汚れは、彼らがそれを被るためだ

 

大書庫の賢者は魔術師であり

また灯火に傅く敬虔な者でもあるという

つまり彼らは、知ることを恐れているのだ

<賢者のローブ>


 

サリヴァーンも賢者も魔術師であり、深み由来であるなら

大書庫の設立そのものに彼が噛んでいる可能性もあるかもしれません

 

 

そして、なんやかんやで

先王は狂い

サリヴァーンは下克上しました



イルシールの冷たい死霊

法王の騎士たちの冠

金の冠はサリヴァーン直属の証である

かつて彼らは法王の監視の目

そして刃でもあったのだ

<法王の騎士の冠>


冷たい谷の踊り子の頭冠

幻のような極光のヴェールは

旧王家の末裔に唯一許された

古い神々の遺産であるという

<踊り子の頭冠>



イルシールを守る法王騎士たちがサリヴァーンの直属であることから

外征騎士とは、おそらく「旧王家に列なる者たち」で構成されていたと考えられます


つまり外征騎士の受け入れは、ロスリックとアノールロンドの友好の現れであり


法王の目を与えられたという彼らは

例外なく、獣のような狂戦士となる

そして番犬となり果てるのだ

<外征騎士の兜>


サリヴァーンからすれば邪魔者たちの厄介払いと、ロスリックへの牽制を兼ねた二重の策なのです


いやらしい


 

では、彼らの間にある利害関係ですが

 

サリヴァーンはエルドリッチが神を喰らい終えるまでの間、ロスリックの火継ぎを邪魔したいわけですし

火継ぎの邪魔をするということに於てはオスロエスも同じだったのではないでしょうか

 

ああ、愚者どもめ。ようやく気付いたのだろう

愛しいオセロット、竜の御子の力に

だが、そうはいかぬ

この子は、私のすべてだ

<妖王オスロエス>

 

子煩悩なオスロエスには、我が子を火継ぎの犠牲にしたくないという親心があったのだと思います

 

 

出ておいで。何も怖いことはないんだよ

キヒィィィィィィ!

 

あったとおもいます

その結果、「竜の御子オセロット」なる者が誕生したのだと思われますが 

 

そのための手段として彼はシースに傾倒し、書物やそれを読み解く人員を欲し

また、自らの外見を竜へと変貌させたのではないでしょうか

 

 

[シース信仰]

 

人の竜化といえば「古竜への道」ですが

イルシールの地下牢にはそれとは違う方法で竜に変貌を遂げたい人たちが居ます

 

 

イルシールの地下牢の囚人

なりそこないが大事そうに持つ歪んた短剣

それは貧相な尾骨から削り出されたものであり

彼らはそれを、竜の証であると信じている

故に、なりそこないは自らを削り

地下牢に苦痛の声が絶えることはない

戦技は「竜の力」

古来、竜の武器がそうであったように

振り下ろした刃から竜の力を放つ

だが、この力は残り滓にすぎない

<尾骨の短剣>

 

 

彼らの身体は白く変貌し、自らの尾を砥ぎ魔力を放つことから

普通の古竜ではなく、シースを標榜していると考えられます

 

白竜シースの名で伝わる伝説のドラゴンウェポン

強攻撃を最大にためることで

月光の波が解放される

<月光の大剣>

 

 

つまりはムーンライト伝説を基にした

 

「白竜への道」というわけです

 

思考回路はシース寸前
思考回路はシース寸前

 


であれば、オスロエスもこの身体変化(啓蒙とやら)を求めて

サリヴァーンと交渉をしていたのかもしれません

 

妖王オスロエスの妄執の果ての魔術

白竜シースの結晶のブレスを放つ

結晶のブレスは貫通する

かつて「ビッグハット」は白竜に共鳴し

裸の探究の末、その神の業を己のものとしたという

オスロエスはそれを知り、また啓蒙を得たのだろう

<白竜の息>

 

 

 

 

 

最終的にはサリヴァーン討伐に王の黒い手の一人ゴットヒルトが手を貸してくれるので

 

もはや用済みだったのか

 

妖王オスロエスは妄執の先に月光を追い

だが、それに見えることすらできなかった

 

月の光に導かれなかったのか

 

ゴットヒルトの鍵を持つカムイの刀を腰に差した人
ゴットヒルトの鍵を持つカムイの刀を腰に差した人

 

それともこの男が単純にややこしいのか…

 

 

 

 

なんやかんや話が反れますが

 

先王や賢者からすればゲルトルードは邪魔な存在であり


そしてサリヴァーンとオスロエスの謀略が交錯する深みの聖堂であれば、レオナールがロスリック内部情報を得ることも、鍵を入手することも十分に可能だったということです

 

あるいは侵入者集団である「指先」には「刺客」の側面があることも考えられます

 

 

「貴公も指となりたまえ

深みの聖堂で、ロザリアに仕えたまえよ」

 

ならば貴公も彼女の指、俺の評価も高まるだろうさ

 

レオナールには仲間を集う目的があり

自らの評価を気にしていることからも

中間管理職的な立場にあると考えられます

 

主人公をけしかけたように

彼がゲルトルードの魂を奪うように指に働きかけることや

彼自身が仕事を行うことも考えられるのです



斯くして彼女は殺められ

その魂は奪われたのです

 


何故、私がゲルトルードの魂は奪われたと考えているのか?


レオナールがロートレクの対であり

彼女がアナスタシアの対であり


そしてふたつの物語のテーマが「魂の奪い奪われ」だからです




動く死体の女

 

 

「あの爛れきった何かに、同情でもしていたものか」

 

 

ロザリアについて解釈します

 

 

[7人の女神]  

 

冒頭にベルカやクァトとイザリスとロザリアが同一人物と書きましたが

そんなもんは連想ゲームです

 

 

 

深みの聖堂には入口や至るところに「泣く女の像」があります

 

 

泣く女の像=涙の女神クァトということです

 

それは女神クァトの、哀れみの涙であるという

そして涙とは、死の側でこそ美しいものだ

<青い涙石の指輪>

 

 

 

その女神像に対してゲール爺が「すべての忌み者たちの母」と祈っていることから

 

彼女は忌み者が誘われる絵画世界の修道女であり

 

 

絵画の修道女、フリーデの装束

ごくありふれた黒布のフード

彼女は全てを棄て、また守るべきものを見出した

そして、彼らの望む姿をその身に纏ったのだ 

<修道女のフード>

 

 

絵画世界の修道女とそれを模したフリーデ
絵画世界の修道女とそれを模したフリーデ

 

 

絵画世界の中は邪教と鴉とベルカグッズに溢れているので

 

 

 

つまり邪教の修道女はベルカであり

 

 

ベルカのタリスマン
ベルカのタリスマン

 

 

あとベルカの髪とロザリアの髪が一緒っぽいのでロザリアはベルカなのです

 

でも彼女がイザリスの魔女であるのなら

無印の主人公に狩られて死んだのではないかと考えられますが…

 

まあ、普通に蘇ったんじゃないでしょうか

 

 

犠牲の儀式によって作られる

罪の女神ベルカの、神秘の指輪

<犠牲の指輪>

 

そもそもがあらゆる秘儀に通じ、犠牲の儀式を行う女ですので

万難を排し、代償を(他者が)払い、強かに生き延びる気がします

 

 

あるいは逆に、混沌に飲まれたから生きているとも考えられます

 

混沌はある種の生命の苗床であり、同時に生命再生工場です

 

 

城と共に土に呑まれた鉄の古王のソウル

鉄の王の身体は焼き尽くされ

その魂は地の底にいた者に憑りつかれた

<鉄の古王のソウル>

 

 

 

 

かつてグウィンだったものが新たにデーモンとして再誕したように

 

彼女だったものも溶けた土より蘇ったのだと考えられます

「生まれ変わりの母」だけに

 

デーモン種はいろんな生物の特徴を有していますが、ロザリアは蛆人を生むことから「蝿」でしょうか

 

あるいはもっと尾籠な感じのものなのか

 

闇の中には、まだお前の知らぬ闇がある

闇は世界の母、全ては闇から生まれ出るのだ

<闇潜りのグランダル>

 

彼女が混沌の苗床となりデーモンの母となったように

彼女は闇そのものであり、歪な生命を生み出す母体とも考えられます

 

 

 

深淵にも絵画にも虫が沸きますので似たようなもんです


似たようなもんです

 

あと深みの聖堂にも混沌の根っぽいのがあったります

 

 

というわけで

深みの聖堂、そしてロザリアには多くの女神を連想させる要素が集約されているのです

 

「マジカルベルカ現象」です

魔女だけに

 

 

 

ついでに

 

名も無き月に仕える

薄暮の騎士に与えられるタリスマン

奇跡触媒としては珍しい理力補正を持ち

故に闇に近い奇跡と相性がよい

薄暮では、まずそれが教えられ

最初の戒めになるという 

<薄暮のタリスマン>

 

 

薄暮のタリスマンとロザリアのベッドも良く似ている
薄暮のタリスマンとロザリアのベッドも良く似ている

 

薄暮のタリスマンは理力補正の奇跡触媒であることから「名も無き月」とはグウィンドリンよりもこの女じゃあないでしょうか

 


…ああ、貴方は、ロザリアの指となったのですね

きっと理由があるとしても、それはもう異なる道

さようなら、優しかった方

…あるいは敵として、また、お会いしましょう

<薄暮の国のシーリス>

 

ロザリアに舌を捧げると「暗月に由来する騎士」であるシーリスに本気キレられることからも「戒め」とやらとの関連性が伺えます

 

 

こうなるとフィナ含めて6人が同一人物と考えられるわけですので、もう一人欲しいところです

 

 

 

小さなグレネインの鎌
血の神ドロマを信奉するものの持ち物
 
本来は儀式用の道具であるらしく
闇の力が付与されている
 
どのような儀式なのか、
ここで明かすことはできない
<ドロマの鎌>

 

・誓約:血の同胞(ダークレイス)

・グレイネンがクァトの鈴所持

・誓約報酬が三日月の鎌、混沌の大火球

 

スリーアウトで「血の神ドロマ」が7人目になりました

 

 

私たち七人で穴を掘る…
私たち七人で穴を掘る…

 

 

[ロザリアと深み]

 

ロザリアの寝室を守る蛆人たちの杖

彼らのホーリーシンボルを先端に象ったもの 運の能力値を魔術威力に反映させる

生まれ変わりの果てにある彼らは

一体何者になったのだろうか 

<蛆人の杖>

 

 

 

こじ開けられた寝室
こじ開けられた寝室

 

 

こじ開けられた牢の奥が彼女の寝室であるということは

おそらく、ロザリアとは深みの聖堂に封印されていた存在です

 

封印された理由は「悪い女」だからじゃないでしょうか

 

涙の神クァトは、哀しみに寄り添う

慈愛の神という位置づけが一般的だが、

一部では人を絶望の運命へと導く

悪神とされている

<クァトの鈴>

 


わざわざ言うのもあれですが

ベルカ   → 犠牲の儀式とかする
クァト   → 慈愛の悪神

フィナ   → 寵愛のくせに浮気性

イザリス  → 混沌で大惨事

ロザリア  → 人を蛆に変える

ドロマ   → 闇霊の象徴

名も無き月 → 存在が戒め

 

何処を切ってももれなく悪い顔を覗かせるというすごい人です

そんなんだから舌とか抜かれるんだ

 


深みの聖堂、その主教たちに与えられる指輪

 

聖堂はおぞましいものの寝床であり

故に彼らには、大きな物語が必要だった

おぞみと共に深くあり、狂わぬほどの物語が

<深みの指輪>

 

 

深みのテキストにはよく「おぞみ」という単語が出てきますが、これはエルドリッチのことかもしれませんが

実はロザリアの方により該当しているんじゃないかと思っています

 

ロザリアはおぞみちゃんです

 

「深み」はもともと彼女の封印を護る組織だったのではないでしょうか

 

深みの大主教は三人おり

一人は生まれ変わりの母、ロザリアに仕えた

彼はそれを、女神と呼んだという

<大主教のスカート>

 

生まれ変わりの母、ロザリアに仕える

大主教クリムトの聖印

<誓約ロザリアの指>

 

かつて聖者クリムトが用いたという

ホーリーシンボルを象った二股の銀槍

信仰を攻撃力に変えるといい

信仰と共に捨てられたという

<聖者の二股槍>

      

その封印を破っちゃったのが深みの三大主教の一人、クリムトであり

故に、彼の信仰は「おぞみ」を「女神」へと昇華させたのではないでしょうか

 

 

深みの聖堂、その主教たちのローブ

エンジは火の加護を意味する

深みの封印者であったはずの彼らは

やがて皆、おぞみに飲まれた

信仰も灯火も、役には立たなかったのだ

<主教のローブ>

 

ロザリアを封じていたはずの組織が

何故かその封印を解き

そして彼女に仕える

 

なぜこんなことが起こるのかというと

たぶん「深み」の源流が無印の「邪教」にあるからです

 

 

 

[邪教と深み]

 

暗い種火は永く教会に秘匿される禁忌であり、それを知る鍛冶屋は誰も生きてはいない

邪教の武器は神狩りの武器であり、神の一族やその信徒たちに有効となる

<邪教の種火>

 

禍々しい邪教の盾

神の武器、雷を防ぐことができる

神に敵する邪教の徒は

あるいは神殺しのために

最初の死者、墓王ニトの力を盗もうとし

志半ばにして力尽きたようだ

<邪神の盾>

 

雷耐性の盾神族特効など

邪教はその武具の特性からグウィン神族や白教に敵対する組織だったと考えられます

 

また、神聖武器を作る過程で邪教武器へ転じることから

元は白教内部に秘密裏に存在していたのかもしれません


そして邪教徒たちはニトの力を求めていました

 

 

神喰らいのエルドリッチ
神喰らいのエルドリッチ

 

対して

深み信仰の長であるエルドリッチは「旧王家の主神」を喰らっています

 

 

また彼の身体が多数の死者で構成されていることや、深淵の力を使うこと

そして武器の先端がニトの剣に酷似していることから

彼は何らかの方法で墓王の力を得ていると考えられます

 

 

墓王の剣
墓王の剣

 

深みの聖堂、その大主教の聖衣

白教の最高位の証

深みの大主教は三人おり

一人はエルドリッチの棺を守っていた

いつか主が戻ると信じて

<大主教の聖衣>

 

そして深みもまた、白教であるのです

 

つまり深み」とは邪教の目的を達成している組織と考えられるのです

 

 

そして深みが邪教由来であるなら

結局は彼女を象徴とした組織なので

ロザリアを解放することは

元の有り様に立ち返っただけなのかもしれません

 

 

深みの主教が加護を知るための聖書には

いまや幾編かの暗い物語が追加されている

故にこれは禁忌である

<深みの点字聖書>

 

聖書になんかうまいこと書き加えとけばよいのです

 

 

[深みと暗月]

 

法王サリヴァーンの持つ右手の剣

罪の火を称する儀式の剣

遥か昔、イルシールのはずれ

その地下に罪の都と消えぬ火を見出したとき 若き魔術師サリヴァーンの心にも

消えぬ野心が灯ったのだろう

<罪の大剣>

 

法王サリヴァーンの持つ左手の剣

月の裁きを称する儀式の剣であるが

その魔力は、月よりもむしろ魔術に近い

暗い月よりも、なお暗い青色は

魔術師サリヴァーンの本質であったろう

<裁きの大剣>

 

暗月は、本来私の兄、陰の太陽グウィンドリンの騎士団でした

ですが兄は病に倒れ、私が騎士団を引き継ぎました

そしてサリヴァーンが法王を僭称し、私も虜囚の身となったのです

<騎士団総長ヨルシカ>

 

エルドリッチにグウィンドリンを差しだした絵画世界出身の魔術師は

「罪」と「裁き」を両手に掲げています

 

それはつまり暗月の領分です

 

 

君がどこに行こうとも、イルシールは月の元にある 

君がどこにあろうとも、それは帰る故郷なのだと

<小さな人形>

 

なのでサリヴァーンとエルドリッチの友好は

絵画由来である邪教由来である深みによる暗月の乗っ取りと考えられます

 

 

罪とは罰せられるべきものであれば

罪を定義し、罰を執行するのが

罪の女神ベルカの役目であろう

<因果応報>

 

そして暗月に於いて「罪を定義」したのはベルカであることから

サリヴァーンが嘯く「法王」とは

己は彼女と同等であるという宣言だったのではないでしょうか

 

母の野心が不遜なものであったとて、1000年だ

<クラーナ>

 

野心家のところが彼女と似てますので

 

 

 

もしかすると修道女の子供が成長したのが

サリヴァーンなのかもしれません

 

 

 

[ロザリアの魂]

 

生まれ変わりの母、ロザリアに仕える

大主教クリムトの聖印

装備することで「ロザリアの指」の誓約者となる

<ロザリアの指>

 

 

クリムトがロザリアの封印を破った時、彼女がどのような状態だったかは分かりませんが

たぶん動いていなかったんじゃないかと思います


      

薬指のレオナールが奪い去った

生まれ変わりの母、ロザリアのソウル

残された彼女の体にこれを戻せば

母は再び命を得、動き出すだろう

以前と何も変わることなく

<ロザリアのソウル>

 

ロザリアは魂入れたり抜いたりすることで動いたり動かなくなったりします

 

 

「貴公、なぜ、魂までも求める!

獣どもには、肉体だけで十分だろう!」

 

彼の言うようにロザリアとの誓約や生まれ変わりは彼女の身体だけで成立するものです



では彼女の魂は何なのか?



魂により動いたり動かなくなったりする

 

つまり、ロザリアは身体が本体であるというか、その様は魂を電池に動く人形のようにも感じられます

 

 

溜りの谷に潜む人形たちの鎧

 

失われたふたつの国には

「人形」と呼ばれる奇妙な術があった

毒に呑まれた王妃は自らの邪気を孕んだ

人形を生みだし、意のままに操っていた

<傀儡の鎧>


ダークソウル世界にはソウルを吹き込むことで物体を動かす技術が多数存在していますので、彼女がそんな仕組みで動いていてもそれほど不思議はないはずです

 

 

かつて深淵から戻ったという

ある火防女の魂

彼女は篝火を保ち、また一人の英雄に仕え

その暗い穴をすら癒し受け容れたという

故にその魂は穢れてしまった

そして火防女の魂は、また火防女に宿るものだ

<穢れた火防女の魂>

 

もしくはロザリアは魂を紡ぐ火防女の性質に近いとも解釈できます

 


廃都イザリスに蠢く不気味な寄生虫

まったく動かないが、完全に死んではいない

<太陽虫>


あと寄生虫かもしれません

 


マクダネル
マクダネル


 

ダークソウル世界では、別に動いて居ない人とも誓約を結べますが

 

「肉体だけで十分だろう!」

 

でもやっぱり動いてて欲しいと思うのが人情です

 

クリムトからすれば

せっかく封印を破ったのだから女神を復活させたいと思ったのではないでしょうか


というか

組織が「おぞみちゃん」として封じていた者を再び「女神」として崇めさせるためには、それが必要だったのではないでしょうか


それとはつまり、彼女を女神足らしめるに「相応しい魂」であり

それを持つ人物こそが「ゲルトルード」だったということです



「女神の騎士は、決して敗れぬ」

 

レオナールがそう考えたように

彼女はグウィネヴィアの血を引く女神だった


そしてロスリックの先王や賢者からすれば彼女は疎まれる存在であり

深みにとってはそれが必要だった


要はロザリアの身体と魂は別人であるということです

      

 

残された彼女の体にこれを戻せば

母は再び命を得、動き出すだろう

以前と何も変わることなく

 

それこそが

このテキストの異質さと


螺旋に歪められた魂

に現れているのではないでしょうか

 

 

そして、魂と身体が別人であればこそ、彼の行動の意味が何となく理解できるはずです

 

 

「貴公など、彼女の指であるものかよ

俺が許さん。穢らわしい獣めが…」

<薬指のレオナール>

 

「魂だけは、もう誰にも穢させぬ

まして貴公のような、人皮の獣にはな!」

<女神の騎士レオナール>

 

 

レオナールは主人公の知らぬところで

ロザリアの身体を忌み

そして魂を想うに値するだけの

何かを知りました

 

 

「…あの時は、それでよかった。だが今は、俺は貴公を看過できぬ

女神の騎士レオナールの、誓いにかけて」

      

 

それはつまり

ロザリアの身体が「何者」であるのか

魂が「何者」であるのかを知り得たはずです

 

そして「彼女」は太陽の光の王女に縁ある人物だった

 

 

太陽の光の王女が与えたという特別な奇跡

 

母であり妻であったグウィネヴィアの奇跡は

その恩恵をひろく戦士たちに分け与えた

<太陽の光の恵み>

 

彼女のソウルが太陽の光の恵みに錬成できるのも、ゲルトルードがグウィネヴィアの子孫であり、聖女としてその信仰を受け継いだからであり

 

故に彼は、彼女の「故郷」として、その魂を王女の間へと導いたのではないか

           


 

「あの爛れきった何かに、欲情でもしていたものか

飽き足らず、魂すらも、穢そうとは」

 

そして

彼女はグウィネヴィアの母であり

自らの娘たちの魂を糧に蠢くおぞみと

それに群がる蛆を

 

真相を得たレオナールには

かつて生まれ変わりを求めて旅をした彼には

許すことができなかったのではないでしょうか





レオナールは元々ある王族の子弟であり 

魔術と剣技は、その修練であったという

<レオナールの上衣>


レオナールは幼くして全身に火傷を負い

特に顔面はおぞましく焼け爛れたという

仮面はそれを覆い隠すものであった

<銀仮面>


「生まれ変わりたい」と願う心情を察するなら


己のことが嫌いであるか

己の置かれた境遇が嫌いであるか

或いはその両方かと思います


かつての彼が王族の子弟であり

生立ちこそが彼に不遇をもたらしたのなら


同じく王族に列なる者となり

そして不遇となったゲルトルードに

思うところがあったのかもしれません




相互オマージュ考察


以上が

女神と騎士と聖女のだいたい見える部分の考察になります



そして

2つの劇が対であればこそ

見えない部分の考察も可能になるかもしれません


 

例えば、ロザリアがゲルトルードの魂を捧げられたように


「私はそろそろ別の場所に向かおうと思う

詳しくは貴公にも言えないが、上にちょっと目的があってな…」

      

ロートレクの目的も王女グウィネヴィアにあったのではないか

      

彼の亡骸は王女の間の近くにあるので

主人公に敗れたその後、自力でアノールロンドの試練に挑み、それを乗り越えたのかもしれません

 

そして彼は王女を殺し、その魂をフィナに捧げるつもりだったのではないでしょうか

 

 

自らの醜くひ弱な姿を知るグウィンドリンは

姉グウィネヴィアの幻を作り

棄てられたアノール・ロンドを守っている

その偽りを破るものは、神の大敵に他ならない

<暗月剣の誓約指輪>

 

しかし王女はグウィンドリンの作り出した幻であり、当人は既にアノールロンドを去っていました

 

それを知り、彼は力尽きたか

あるいは暗月の復讐の刃に討たれたのかもしれません

 


こんなもんは妄想の域を出ませんが

この考察の落とし所としてはそんなところでしょうか

 

 

そして

彼らだけでこの物語は完成しません

 

この劇中劇において最も肝心な対のキャストとは主人公」なのです

 

もしくは両作品をプレイしたプレイヤー自身とも考えられます

 


これでようやく整った感があります


 

しかし

物語の最終的な結末は

 

「無印主人公」は「騎士」を倒して「聖女」を救い

 

「3主人公」は「騎士」を倒して「女神」を救った

 

ということになるんでしょうか

 

 

2つの物語は対であり

そして真逆の結末を迎えた話になるのです

 

      

赤と青

 

無印と3どちらの主人公も「黒い瞳のオーブ」を用いて彼らの世界へと侵入しますが

 

 

この演出も真逆になっています

 

 

 

 

 

無印の青侵入は「暗月の剣」であり、復讐者としてダークレイス(闇霊)を裁く立場にあります

 

 

 

暗月の紋章と欠け月の曲剣
暗月の紋章と欠け月の曲剣

 

そして3主人公の赤侵入に相対したレオナールが持つ「欠け月」とは暗月や青教の紋章のそれであり、つまり青の立場を表現していると考えられます

 

 

つまり、二つの劇は赤(闇霊)と青(復讐霊)の対立の話でもあるのです

 

しかし、それも

 

純粋な善を信じる者は

同時に純粋な悪というものも信じているのだろう

大した違いがあるようには思えないが

<青騎士の斧槍>

 

彼女が青霊の女神であり、闇霊の女神でもあるように

 

慈愛の悪神が赤と青の涙を流すように

 

寵愛がまるで幻肢であったかのように

 

相反する性質を併せ持つ彼女のなんかそういうのかもしれません

 

 

[交錯劇]

 

もうちょっと続きます

 

無印主人公と3主人公の立場が逆転し

そしてロートレクとレオナールの立ち位置も逆転しているとして

           

では、女性陣はどうなっているのでしょうか?

 

      

アナスタシアとゲルトルードは同じ役回りだと言いましたが…

 

でも

ロザリアも牢に囚われ、舌を抜かれて喋れないわけです

 

黒髪で隠れた彼女の瞳が盲目であるのかは分かりませんが…

もしそうであるなら、完全にシュチュエーションが一致しています

 

そして奪われた魂を返すことで甦る演出も、瞳のオーブを残す演出もアナスタシアとロザリアの間で共通するものです

 


ここまで来るともう、やっちゃってる可能性が高いわけです

 

「女神と聖女」の役も交錯しているというか

実際に彼女たちはそのどちらも兼ねています

      


聖女ゲルトルードが王女の血を引く「女神」であるなら

      

女神ロザリアもまた、絵画世界に於いては修道服を着た「聖女」です


 

そしてなにより、その共通点の多さから

やはり彼女たちは、特にロザリアは火防女であると考えられるんでしょうか?


 

 

[火防女]

 

 

以下は火防女に共通して観られる特徴です

 

盲目

不死

人間性の憑依

火防女の魂を受け継ぐ

他者のソウルを受け入れる(レベルアップ)

篝火の化身

 

 

改めて見ると、ロザリアは火防女の特性にかなり近いかもしれません

 

盲目かもしれない

 

不死みたいなもん

 

闇の権化のような女

 

他者の魂によって活動

 

舌を捧げた者のソウルを受け入れ、振りなおせる(生まれ変わり)

 

かつて呪術の祖、イザリスは、己が生んだ炎に焼かれ滅びた。

それは確かに混沌、魔女の歪んだ炎だったのかも知れない。

だが、あの篝火がそうでないと、誰に分かるものかね?

<コルニクス>

 

そして

篝火とは魔女が作ったものであるなら、その化身たる火防女の由来も彼女自身にあるのではないか?

      

      

ああ、もしいらっしゃるのなら、どうか私に触れてください

暗く、何も見えず、闇が私を噛むのです

ずっと、ずっと、虫たちが、私を噛み苛むのです

<カリムのイリーナ>

 

火防女候補イリーナが体内に蠢く闇を虫と表現したように

 

深みの聖堂に伝わる暗い奇跡

蟲の群れを召喚し、敵を蝕む

深みに潜む蟲たちは、小さな顎に牙を持ち

瞬く間に皮膚を裂き、肉に潜り込む

それは激しい出血を伴うという

<蝕み>


 

この蟲もロザリアに由来するものではないでしょうか

なぜなら、深みは元よりカリムも彼女(ベルカクァトフィナ)のシマなのです

 

 

アノール・ロンドの火防女、暗月の女騎士の兜

不死となった彼女は

螺旋底の霊廟で陰の太陽グウィンドリンに見え

暗月の剣となり、また火防の任を受け入れた

<真鍮の兜より>

 

また、暗月ちゃんはグウィンドリンによって火防女に任命されています

つまり火防女という役は神が用意した席と考えられるため

同じく暗月の神であるベルカがそれに関わっている可能性も考えられます

 
 
もう、逃れられないほどにロザリアが火防女の源流に思えてきました
 
こんなはずじゃなかった
 

暗い一対の瞳

最初の火防女の瞳であるといわれる

後に全ての火防女が失う光そのもの

それは瞳無き火防女に

見るべきでないものを見せるという

<火防女の瞳>

 
 
最初の火防女とは彼女であるのか
 
 
続く
 

 


 

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コメント: 2
  • #1

    柴犬 (金曜日, 09 4月 2021 06:27)

    最近になり初めてダクソ3をプレイした者です(1、2未プレイ)。物語性に惹かれてネット上の各種考察を読みあさっておりますが、こちらのサイトを拝読し、出色の読解力に感嘆いたしました。勝手ながら続きを楽しみにしております。たいへんな労力をかけて書いてくださってありがとうございます。

  • #2

    (火曜日, 13 4月 2021 20:55)

    読んで頂いてありがとうございます
    だらだらと書いているので続きは数ヶ月後になるかと思いますが
    もしあれでしたらよろしくお願い致します